ども、kotaro(@kotaronline)です。
先日の、「最新のWindows環境で初代VOCALOIDを使うときの注意」というエントリーは、題材のせいか、いつもよりかなり多くの人の目に触れたようです(当社比)。記事の実態は、実践的なアドバイスというよりは、ぼくのおマヌケな失敗談だったんですけどね。😅
おそらく上記記事を見に来てくださったような方々はすでにご存知かと思うのですが、最新のWindows環境に初代VOCALOIDを導入するときの注意点については、すでにこちらの記事に詳細にまとめられています。
Windows10に無印ボカロ入れてみたまとめ
https://vclfan.net/?m=diary&a=page_detail&target_c_diary_id=34221
ということで、具体的にインストール関連で困ったことがあったときは、こちらを参考にされるとよいのではないかと思います(汗)。
ちなみに、「MIRIAMを一番最初にインストールしないとトラブルが起こる」という現象があるそうなんですが、うちの環境ではそのようなことはなかったです。何しろオフィシャルな動作保証が切れてからかなりの年月が経つソフトですから、環境依存のトラブルもいろいろあるのかもしれません……。
で、環境依存というか、とにかく謎のトラブルに見舞われた話です。
M3-2019秋に向けて制作中の作品で初代KAITOを多用しているので、ここ数日初代VOCALOID EDITORを立ち上げる機会が多かったのですが、ある曲を作業中に、「オーディオファイルを書き出すために範囲指定するとVOCALOID EDITORが必ずフリーズする」という、かなり泣きたくなるような不具合に遭遇しました。
昨日は何度やっても不具合が再現されるだけだったので、まずは原因究明。原因としてありそうだなと思ったのが、「プログラムからのファイルの読み書きで何かおかしなことになっているので、プログラムの互換性あたりの設定がおかしくなっているか、曲ファイル自体が壊れているかのどっちかだろう」というところでした。そういうわけで、プログラムのプロパティを開いてみてびっくり。
互換モードで動いてないじゃん(;´Д`)。
「何だこれが悪かったのか」と思って、Windows XPのService Pack 2で動くように設定してVOCALOID EDITORを起動したら、シンガーデータが読み込めず、プログラムが強制終了してしまいました(涙)。ちなみに、Service Pack 3互換で動くように設定しても同様です。
仕方がないので、互換モードをオフにしてVOCALOID EDITORを起動。シンガーデータのデータベースがちょっとおかしなことになったんですが、まあ手動で調整できる範囲だったんでそこを修正。どうも互換モードを使わないで起動させるより方法がなさそうです。またそのうち、なんかヘンなトラブル起こるのかな(´・ω・`)。
で、問題の「範囲指定するとフリーズする」のほうですが、曲ファイルを別名で保存してから作業したら、問題なく範囲指定も書き出しもできました。まあ、「試合に勝って、勝負に負けた」といったところでしょうか(って、いいのかなこういう使い方で)。
まあ、「互換モードをオンにするとかえってトラブる」というのも、初代VOCALOID EDITORを動かす環境としてはなかなかの爆弾を抱えている状況だと思うので、今後ぼくが初代VOCALOIDライブラリーを使った曲を発表したときは、「ああ、kotaroもいろいろ大変なんだなあ」とでも思っていただけるとうれしいかもです(笑)。
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