ども、kotaro(@kotaronline)です。
好きなミュージシャンは何人もいますが、その中でもKANさんは別格のうちのひとりです(英文和訳みたいな文章だな)。
「KANさんの音楽が好き」と口にすると、ほぼ間違いなく「あー、『愛は勝つ』の人ね」という反応が返ってきます。それだけ多くの人の印象に残るビッグヒットがある、というのはやっぱりすごいことなのですが、『愛は勝つ』の存在が巨大すぎて、「『愛は勝つ』だけの一発屋」と思われてしまうことも多いようです。
KANさんのファンの中には、そういう風潮を嫌って、いかに「KANさんがそれ以外にも優れた曲を世に問うているか」を力説する方が少なくないようです。平井堅さんなんかも、よくそうおっしゃっているそうですね(その平井堅さんに限らず、「KANさんリスペクト」なプロミュージシャン氏はかなりいるようです。たとえば、Mr. Childrenの桜井和寿さんとか)。
そんなわけで、ファンの思いが高じてこんな電子書籍まであったりします。
KANさんは「愛は勝つ」だけじゃない! ~ファン歴30年が語る~
https://www.amazon.co.jp/dp/B07SZPF13W/
うん、まあ、気持ちはわかる。
でも、一周回って、いや、二周か三周回った紆余曲折を経て思うのは、「『愛は勝つ』ってやっぱりいい曲だよなあ」ってことです。
そもそもこの歌、「君が今求めている愛は、あきらめなければ手に入るよ」なんて脳天気なことを歌っているわけではありません。
まあ、そういうことに関しては、こちらのブログ記事で詳しく考察されているので、そちらをご覧ください。
「愛は勝つ」について真剣に考えてみた
https://ameblo.jp/superfaker/entry-12160581903.html
2000年代の中頃から、ピアノ弾き語りで披露されることも多くなったのですが、そのときの歌唱・演奏ともに、しっとりとした味わいを感じるのですよね。
極めつけは、こちらのセルフカバーアルバム。弦楽四重奏とピアノをバックに歌われるこの歌は限りなく優しく、聴く度に「ああ、『愛は勝つ』ってこんなに深い味わいの曲だったんだ」という思いを新たにします。
la RINASCENTE
https://www.amazon.co.jp/dp/B01NCPP119/
まあ、騙されたと思って聴き直してみなよ!(・∀・)
(補足1)「あれっ、『愛は勝つ』ってもしかしたらいい曲なんじゃね?」と思ったのは、女優の杏さんがカバーしたバージョンを聴いたのがきっかけのひとつでした。各種ストリーミングサービスでも聴けるようなので、よかったらそちらもお試しください。
(補足2)記事中で紹介した『la RINASCENTE』に続くセルフカバーアルバム第二弾『la RiSCOPERTA』では、The Beatlesの『Back In The U.S.S.R.』を見事に弦楽四重奏で表現しています。「実はアレンジャーとしても凄腕」というのもKANさんの魅力です。
現在の音楽活動については、こちらの記事にまとめております。ぜひご覧ください。感想いただいたり、有償で頒布している作品をお買い上げいただいたりすると、とても喜びます(笑)。
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